当館について

ABOUT

がまだすドーム
(雲仙岳災害記念館)とは

198年ぶりの噴火

島原半島の中央にそびえ、農作物や温泉など人々に豊かな大地の恵みを与えている雲仙岳。
1990年11月17日、そんな雲仙岳が198年ぶりに噴火しました。
1996年6月に終息するまでの約6年間で1万回近くの火砕流が観測。
中でも1991年6月に発生した大規模火砕流は43名の死者・行方不明者、焼失建物179棟という大規模な火山災害となりました。

日本初の体験型
火山ミュージアム

火砕流や土石流などで地域に甚大な被害を与えた雲仙岳噴火災害。
その教訓を正確に後世へ伝えるため、土石流が海を埋めてできた新しい土地に建設したのが日本初の体験型火山ミュージアム「がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)」です。

復興のシンボルへ

「がまだす」とは島原地方の方言で「がんばる」という意味です。
1996年の噴火終息宣言までに島原を襲った自然の驚異。
この地域に住む人たちは多く被害を受けながらも、全国からの支援を受けながら前を向いて復興の道のりを歩んできました。
がまだすドームという愛称には復興のシンボルになってほしいという想いも込められています。

島原半島の魅力を
広く世界に発信していく

がまだすドームの使命は「火山災害による教訓」や「災害からの力強い復興」を伝えることだけではありません。
活火山が生み出すさまざまな火山資源について学ぶことができる学習拠点であり、火山との共生を念頭に置いた地域振興の拠点。
2009年に日本で初めて世界ジオパークとして認定を受けた島原半島の魅力を広く世界に発信していくことも当施設の大きな役割となっています。